【イスタンブール共同】イランのアラグチ外相は戦闘終結に向けた米国との協議について「いかなる決定もしていない」と述べ、早期開催を否定した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが3月31日報じた。仲介国パキスタンは早期の協議実施を目指していたが、困難になった。一方、イラン革命防衛隊は31日の声明で、対イラン攻撃に加わっているとして、中東にある米IT大手メタやアップルなど18企業を「標的にする」と宣言した。

 ヘグセス米国防長官は31日の記者会見で、対イラン攻撃に関し「今後数日が決定的な局面となる」と強調した。協議実現に向け軍事的圧力をさらに強める可能性がある。

 アルジャジーラによると、アラグチ氏は米国のウィットコフ和平交渉担当特使から「直接メッセージを受け取った」が「交渉ではない」と主張。「対米協議が何らかの成果をもたらすとは全く思っていない」と訴え、不信感をあらわにした。戦闘終結に向け米国が示した15項目の計画に「返答していない。(イラン側から)提案や条件も示していない」と説明した。