候補者2人が同数を得票し、くじ引きで新人の木内敏之氏が当選した昨年の茨城県神栖市長選を巡り、県選挙管理委員会は28日、全票を再点検した結果、有効とされていた票数が変わったとして、木内市長の当選を無効と裁決した。木内氏は裁決を不服として高裁に提訴する方針。

 敗れた前市長石田進氏が審査を申し立てていた。木内氏は地方自治法の規定により、裁決か訴訟の判決が確定するまでは市長職を失わない。

 市長選は、木内氏と当時現職の石田氏の一騎打ちで、昨年11月に投開票。得票数はいずれも1万6724票で、219票が無効だった。くじ引きで木内氏の初当選が決まり、12月に就任した。