衆院内閣委員会は26日、日本の国旗を傷つける行為に刑罰を科す日本国旗損壊罪法案について質疑を実施した。日本維新の会の阿部圭史衆院議員は提出者として出席し「成立を契機に、今後一層国旗を大切にする気持ちが醸成され、愛国心も醸成されていく」と述べた。維新の西田薫氏への答弁。

 中道改革連合の長妻昭氏は処罰対象の曖昧さから、憲法が保障する「表現の自由」に対する「萎縮効果は否めない」と批判。損壊罪の創設は「国旗への親しみではなく、かえって遠ざけることにつながる」と強調した。

 共同提出した自民党の勝目康氏は「表現内容の規制ではない」と反論し、国民への周知や理解推進を図る考えを示した。

 法案を共同提出した自民、維新、国民民主、参政の4党は26日中の委員会採決を目指し調整を続ける。

 法案は処罰対象を「人に著しく不快、嫌悪の情を催させる方法で公然と国旗を損壊、除去、汚損した者」と規定。24日の審議や25日の参考人質疑では、対象の不明確さを指摘する声が上がった。

 4党が法案を共同提出したことで、今国会で成立する公算が大きい。