証券取引等監視委員会が入る中央合同庁舎7号館=東京・霞が関
証券取引等監視委員会が入る中央合同庁舎7号館=東京・霞が関

 貸会議室大手TKPの未公開情報を漏らしたり、インサイダー取引をしたりしたとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反の疑いで、近く元社員の女性と夫を東京地検に告発する方針を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、女性は同社で業務に関し重要な事実を知り得る立場にあった。夫は女性から同社の業務提携や株式公開買い付け(TOB)などに関する情報を聞き、その情報を基に株取引をして利益を得た疑いがある。

 当初、女性が情報を伝えた相手は知人男性とみられていたが、その後の取材で夫だと分かった。

 監視委は2月、同法違反の疑いで関係先を強制調査。TKPは4月に疑惑が報じられたのを受け「元社員が調査を受けていることは事実。重大に受け止め、調査に全面的に協力する」とのコメントを出していた。

 TKPは2005年に設立され、東証グロース市場に上場している。26年2月期の連結売上高は約1143億円。