九州5県で災害関連死を含め計79人が犠牲になった2020年7月の豪雨から、4日で6年となった。特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者14人を含む25人が亡くなった熊本県球磨村では、午前9時にサイレンが鳴り、住民らが犠牲者を追悼した。
JR球泉洞駅前では「球磨川ラフティング協会」の協会員ら約10人が黙とう。協会の渕田拓巳さん(49)は「どうか安らかにという思い」と祈った。
4人が犠牲、1人が行方不明になった八代市坂本町では、道野紗喜子さん(47)が「数日前から当時のことを鮮明に思い出していた。この日を大事にしたい」と話した。
県によると、球磨川流域で進む宅地かさ上げなどの工事は、完了率が3割にとどまる。今なお仮設住宅で暮らす人もおり、復興は道半ばだ。球磨村の人口は豪雨前から約千人減の約2500人となり、加速する過疎化も課題となっている。
地元住民の反対でいったん白紙となった球磨川の支流・川辺川での大規模ダム建設計画は、豪雨被害を受け再始動。国は27年度の本体着工、35年度の完成を目指す。























