六甲学院高校(神戸市灘区)剣道部の練習で顧問の男性教諭(当時)の行為が原因でけがをしたなどとして、元生徒の30代男性が運営元の学校法人上智学院(東京都)に損害賠償を求めた訴訟が、神戸地裁で和解していたことが分かった。昨年2月12日付。地裁は「学院側が損害賠償責任を負うとは認められない」としつつ解決金を払う内容を勧告し、双方が受け入れた。
和解調書などによると、男性は高校1年だった2006年4月、部の練習中に顧問に顎から胸にかけての部分を突き飛ばされて転倒し、防具を着けた状態で後頭部を打撲した。
訴状によると、男性は15年に高次脳機能障害と診断されたと主張。顧問の行為は危険で安全配慮義務に違反し、使用者である学院側が賠償責任を負うとして、22年に約1億7千万円を求めて提訴した。学院側は請求棄却を求めていた。
男性は和解を受け、インターネット上に「顧問の無責任極まりない行為が生徒や家族の人生を大きく狂わせるという事態が今後発生しないよう、各学校による指導者に対する安全管理指導の徹底を切に願う」との文章を掲載した。
六甲学院高は神戸新聞の取材に「詳細についてはコメントを差し控えるが、今後も学校生活における安全管理の徹底に努める」とした。























