スミソニアン米国歴史博物館=2024年、ワシントン
 スミソニアン米国歴史博物館=2024年、ワシントン

 【ワシントン共同】トランプ米政権は6日までに、スミソニアン協会が運営する首都ワシントンの米国歴史博物館を非難する報告書を発表した。「急進的な活動家のイデオロギー」に支配され、「米国の遺産を消し去っている」と主張。「愛国的な歴史観」に沿った展示を求める政権の圧力の一環で、建国250年となった4日にホワイトハウスのホームページに掲載した。

 スミソニアン協会の報道担当者は取材に対し「協会は180年以上にわたり、超党派かつ独立した学術活動を通じて米市民に奉仕してきた。今後もその取り組みに尽力する」とコメントした。

 報告書は「米国の物語を救う」と題し、ホワイトハウスの国内政策評議会が作成した。歴史博物館が「反白人的」な偏見を持ち、米国史をゆがめていると主張。初代大統領ジョージ・ワシントンら建国の父らは奴隷制との観点ばかり紹介されていると批判し、展示物を「市民を分断し、落胆させるための政治的手段」にしているとした。