治療の難しい血液のがん「急性骨髄性白血病」は、患者のがん細胞でさまざまな遺伝子がどう働いているかに着目して分析すると、少なくとも16種類のグループに分けられると、京都大などのチームが8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。5年生存率や効果のある薬に違いがあり、治療戦略を練る重要な手がかりになる可能性がある。
急性骨髄性白血病は、血液中の未熟な細胞ががん化して増え続け、正常な赤血球や白血球を作れなくなる病気。進行が早く、特に高齢者だと治療が難しい。
チームによると、従来は「顕微鏡で見たがん細胞の形」や「特定の遺伝子に変異があるかどうか」で分類していた。今回の研究では、日本やスウェーデンの患者1500人以上から検体を集め、特定の遺伝子にこだわらず、細胞内でどの遺伝子がどう働いているかを網羅的に解析した。
その結果、16種類のグループに分類できると判明。5年生存率は12・2~85・1%と差があった。























