半導体事業について語るトルンプの幹部フォルカー・ヤコブセン氏=15日、ドイツ・ディッツィンゲン(共同)
 半導体事業について語るトルンプの幹部フォルカー・ヤコブセン氏=15日、ドイツ・ディッツィンゲン(共同)

 【ディッツィンゲン共同】ドイツの半導体関連企業、トルンプの幹部が15日、共同通信などの取材に応じ、次世代半導体に欠かせない製造装置の利用がラピダスなど日本企業で拡大することに期待感を示した。トルンプのレーザー技術が独占的に活用されており、日本と欧州勢の協力関係が深まればサプライチェーン(供給網)の多角化、安定化に寄与しそうだ。

 トルンプが関わるのは、オランダの半導体製造装置大手ASMLが手がける極端紫外線(EUV)露光装置。半導体に微細な回路を描く技術で「世界で最も複雑な機械」とも称される。

 受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が使っており、次世代半導体の国産化を目指すラピダスも2024年に導入。量産目的では国内初の事例として注目を集めた。

 トルンプのEUV部門トップを務めるフォルカー・ヤコブセン氏は15日、ドイツ南部ディッツィンゲンの本社で「日本でEUV技術の利用が始まったことをうれしく思う。今後、利用が大幅に増加することを期待する」と述べた。