千葉県警柏署を出る古川美由紀容疑者=15日
 千葉県警柏署を出る古川美由紀容疑者=15日

 千葉県柏市の病院に入院していた70代男性の点滴に汚物を混入して殺害したとして、殺人の疑いで看護師をしていた古川美由紀容疑者(51)が逮捕された事件で、容疑者が事前に汚物を準備し、現場にいたのは約1分間だったとみられることが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 事件の前に看護を巡って男性とトラブルになっていたといい、県警が動機や経緯を調べている。

 病院によると、容疑者は事件当日「病状が心配だから」と、自らの担当ではない男性の病室に複数回立ち寄っていた。

 捜査関係者によると、容疑者が事前に汚物を入れた注射器を用意し、点滴のチューブの、薬剤などを投入する部分から混入させたとみている。

 逮捕容疑は1月30日午前3時55分ごろ、茨城県取手市、無職会田栄次さん=当時(75)=に投与されていた点滴のチューブに便を混入し、翌31日午後10時半ごろ死亡させた疑い。

 病院によると古川容疑者は准看護師と2人で32床のフロアを担当していた。フロア全体の患者の状態を把握し、異常があれば医師に報告する役割を担っていた。