【ルガノ(スイス南部)共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は16日、アフリカ・コンゴ(旧ザイール)でこれまでに確認されたエボラ出血熱の感染者が2073人、死者は796人になったと記者会見で明らかにした。この1カ月の感染拡大のペースは、過去のエボラ熱の流行より速いとして危機感を示した。
WHOがエボラ熱を巡り緊急事態宣言を出してから17日で2カ月。テドロス氏によると、新たな感染者の8割以上は、それまで接触者として追跡されていなかった人から見つかっており、感染経路の把握が追いついていないとしている。
流行の中心地域であるコンゴ東部では医療体制が拡充され、病床は800床以上、検査施設も当初の1カ所から16カ所に増えた。ただ政府軍と反政府勢力の紛争が続いているほか、治療施設が襲撃されるなど、対応が妨げられているという。
今回確認された「ブンディブギョ株」に対する承認済みのワクチンはない。英オックスフォード大は13日、この株に対する世界初のワクチンの臨床試験(治験)を開始すると発表した。























