熊本県氷川町にある公立の氷川中に設置された仮設浴場=5日
 熊本県氷川町にある公立の氷川中に設置された仮設浴場=5日

 熊本地震で震度7を観測した熊本県氷川町の避難所となっている公立中学校では、テント内にシャワーや湯船を備えた仮設の浴場が設置されている。地震前にためていたプールの水を温めて活用し、湯船の湯はろ過や消毒機能のある専用の装置で循環させ、再利用する。入浴した被災者は「久々に安心できた」と穏やかな様子だった。

 7月31日から氷川中に設置されたテントには、四つのシャワールームと、一辺3メートルほどの正方形の湯船を完備。循環装置などは高知県内の企業が提供し、午前10時から午後9時45分ごろまで無料で開放されている。

 猛暑日となった今月5日は、午前中に15人ほどが入浴に訪れた。断水が続く自宅で家族と暮らす看護師の宮田公敏さん(54)は「2日ぶりに温かいお風呂に入れた。気軽に利用でき本当にありがたい」と安堵の表情を見せた。