新熱延ラインの竣工式で万歳する日本製鉄の社員ら=6日午後、愛知県東海市
 新熱延ラインの竣工式で万歳する日本製鉄の社員ら=6日午後、愛知県東海市

 日本製鉄は6日、自動車向け鋼板の主要拠点である名古屋製鉄所(愛知県東海市)に新設した熱延ラインの竣工式を開いた。薄くて軽く、高い強度を持つ高級鋼板の生産能力を強化する狙いがある。電気自動車(EV)普及などに伴う需要拡大に対応する。

 約3千億円を投じてラインを新設した。17日から商業運転を開始する予定。世界最大の耐荷重の圧延機を備え、年間約600万トンの生産能力がある。現行の熱延ラインは当面併用し、本年度中に休止する。

 今井正社長は式典で「単一設備としては過去最大規模の投資だ」と強調。「世界の自動車産業は大きな変革期にある。ニーズに応えるため、生産体制の強化を決断した」と述べた。