大阪(伊丹)空港周辺の水路から、有機フッ素化合物(PFAS)のうち、国の指針値の約6倍となるPFOAとPFOSが検出されたことが12日分かった。発がん性が指摘される2物質で、京都府立大の原田浩二教授(環境衛生学)が調査した。2003年と16年の調査でも高濃度で検出されており、20年以上にわたって付近から流れ込んでいる可能性がある。
空港が所在する兵庫県伊丹市と大阪府豊中市の上下水道局は「取水源は空港水路より上流のため、飲用水への影響はない」としている。
2物質は、北海道の丘珠空港や沖縄県の米軍嘉手納基地、普天間飛行場周辺でも高濃度で検出されている。環境省によると、空港は2物質を含む泡消火剤を保有している場合があり、汚染源になり得る。原田氏は「過去に泡消火剤を使用したとすれば、PFASが敷地の表面や土壌に残っていて雨で流れ出した可能性がある。国や空港の管理者は発生源の特定を急ぐべきだ」と指摘する。
関西エアポートによると、大阪空港の運営に関わり始めた16年以降は2物質を含む泡消火剤を使っていない。
























