大阪府内の河川で採取した細菌が、有機フッ素化合物(PFAS)のうち健康への悪影響が懸念されている複数の物質を除去できる可能性があると神戸大などのチームが13日までに国際学術誌に発表した。汚染物質と細菌を混ぜると濃度が低下した。自然界でほとんど分解されないPFASの新たな浄化法につながる可能性がある。
PFASは炭素とフッ素をつなげた人工化合物で、1万種類以上あるとされる。耐熱や水、油をはじく特性から、日用品の撥水加工や航空機用の泡消火剤などに使われてきた。有害とされる一部の物質は国が製造や輸入を原則禁止している。活性炭での吸着や電気分解による浄化法はあるが、コストが高いという。
チームは、PFASの代表物質であるPFOSとPFOAを高い濃度で含む河川の泥から汚染環境でも生きている細菌を採取。うち3種類に汚染濃度を下げる能力があると分かった。
特に能力が高いとみられる細菌を産業廃棄物の最終処分場から出た水と混ぜると、1週間後にはPFOAの濃度が23・3%低下した。
























