トヨタ自動車のSUV「RAV4」の新型車
 トヨタ自動車のSUV「RAV4」の新型車

 自動車メーカー各社が高度なソフトウエアを搭載した「SDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)」と呼ばれる次世代車の開発を進めている。無線通信を通じて自動運転などの機能を更新できるのが特徴で、2035年には自動車生産の67%を占めるとの予測もある。米中勢が先行しており日本勢は取り組みを急ぐが、収益化も課題だ。

 トヨタ自動車は25年12月に、同社として初の本格的なSDVと位置づける新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」を発売した。独自の統合基盤「アリーン」を開発に採用。集めた走行データを活用して運転支援システムをアップデートしている。

 日産自動車は26年度に独自のSDV開発基盤を導入し、人工知能(AI)を組み込んだ高度運転支援システム「プロパイロット」の搭載を目指す。

 開発には多額の投資が必要なため、提携の動きも出ている。日産とホンダは協業交渉を続けている。

 先行する米テスラは今年7月、アップデートで対話型AI「Grok(グロック)」を配信し、車に話しかけると相談や道案内ができるようにした。