【北京共同】中国国営英字紙チャイナ・デーリーは29日までに、中国軍の宣伝映像で、核搭載可能な空中発射弾道ミサイル(ALBM)を装備したとみられる戦略爆撃機が飛行する様子が公開されたと報じた。空からの核攻撃能力を公にするのは初めてだとしている。米国に後れを取っていた航空機による戦力の増強を誇示した。

 習近平指導部は米国に対抗するため、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機で構成する「核の3本柱」による核抑止力を強化。2024年にICBM、今年7月にSLBMの発射実験を実施した。

 映像は8月1日の中国軍創設99年に合わせて軍が制作。飛行する機体の種類などの情報は示されていないが、チャイナ・デーリーは長距離爆撃機「轟6N」がALBM「驚雷1」とみられるミサイルを搭載していたと伝えた。

 驚雷1は昨年9月の北京での軍事パレードで台車に載せられた状態で初公開されたが、爆撃機に搭載された映像は公表されていなかった。