無縁仏にろうそくをささげ、供養する京都の晩夏の風物詩「千灯供養」が29日、京都市右京区の化野念仏寺で始まった。雨が降る中、数千の石仏や石塔が炎に照らされ、参拝客は静かに手を合わせた。30日まで。
午後6時前、僧侶の読経とともに儀式が開始。訪れた人たちは傘を手に石仏が並ぶ「西院の河原」に入り、ろうそくを1本ずつ供えていった。ともされた火は風雨で激しく揺れたが、無縁仏を照らし続けていた。
寺の一帯は、平安時代から葬送の地として知られる。千灯供養は明治時代、地元住民らが周辺に散乱していた石仏を寺に集め弔ったのが始まりとされる。























