フィジカルAIの企業連合のイメージ
 フィジカルAIの企業連合のイメージ

 製造現場などでロボットを動かす人工知能(AI)「フィジカルAI」の実用化を目指し、京セラや神戸製鋼所といった国内メーカーが企業連合を組むことが29日、分かった。計20社程度になる見通し。金沢市の企業が考案した国産AIにデータを学ばせ、切削や加工の作業を自動でこなす工作ロボットを共同開発する。政府が日本の「勝ち筋」と位置づけるフィジカルAI導入の動きが本格化しそうだ。

 政府は戦略17分野へ2040年度までに370兆円超を官民で投資する目標を掲げており、フィジカルAIは中核の一つ。10兆5千億円の投資を目指す。米中と張り合い、市場シェアを確保できるかどうかが問われる。

 10月から取り組みを始め、事業期間は4年となる。ソフトウエア開発のアルム(金沢市)が手がけるAI搭載の自動工作機械「TTMC」が基盤となる。企業連合には他にニデック(旧日本電産)傘下のニデックマシンツールや、双日系の企業が入る。他のメーカーも参画を予定しており、米マイクロソフトの日本法人はアルムの補佐役として名を連ねる方向だ。