鈴木憲和農相は1日の閣議後記者会見で、2025年に放出した政府備蓄米を21万トン買い戻すと表明した。コメ余りで民間の在庫量は過去最大に増え、今後収穫される26年産の新米の豊作も見込まれることから「供給量が十分以上に確保されることが確認された」と説明した。

 農林水産省はコメの品薄による「令和の米騒動」を受けて、25年に備蓄米を計59万トン放出し、100万トンが適正とされる備蓄水準は現在、32万トンにとどまっている。

 買い戻しを巡っては、備蓄水準の回復だけでなく市場のコメ価格の下支えにもつながるとして、生産現場などからは早期実施を求める声が上がっていた。