JR西日本の伯備線備中神代駅(岡山県新見市)付近で3月、線路内にいた複数の作業員に列車が接近する事案があり、重大な事故につながる危険があった。ダイヤより約3分早く到着したため作業員は予期できず、近くの踏切の鳴動を受けて待避した。列車通過はその1分後。現場は電波が悪く、列車接近を知らせる衛星利用測位システム(GPS)装置が使えなかった。接触やけがはなかった。同社関係者への取材で6日、分かった。
線路内の作業員が列車と接触するケースは後を絶たず、今年8月20日には栃木県内で東武鉄道の特急が4人をはね死亡させた。
JR西の説明や共同通信が入手した資料によると、3月31日午後2時半ごろ、作業員は備中神代駅付近のトンネルで設備を撮影していた。列車接近に備え、見張り員を配置した上で、ダイヤが示す到着時間の3分前にアラームが鳴るようタイマーをセットしていたが、近くの踏切が鳴動したため、慌てて待避した。
同社は取材に対し「作業安全の向上に向け、各種設備や運用面も含め改善に取り組んでいく」と回答した。
























