NTT西日本は、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」の語り手を務めた俳優の市原悦子さんらの声を人工知能(AI)で再現し、多言語で作品を発信する取り組みを始めた。遺族などとの合意の上で音声化し、声を無断利用されない「声の権利」保護につなげる。第1弾として18日から東京都内で始まる展覧会で再現作品を公開する。
再現したのはナレーションを担当した市原さんと常田富士男さんの声。権利者が許諾した声だけを生成できるNTT西のサービスを活用し、作品中の声のみをAIが学習した。展覧会では日本語のほか、英語や中国語など全6言語で再現した「かぐや姫」を紹介する。
声優らの声を巡っては、AIによる無断利用やフェイク音声の拡散が問題となっている。今回はライセンスを管理する愛企画センター(東京)と連携し、2人の遺族らと合意形成を図った。
今後は生成された声を基に「かぐや姫」以外の作品の多言語化も検討するという。NTT西の担当者は音声作成に当たって「作品ならではの表現力や間の取り方、作品への思いも含めて考えた」と話した。























