石川県庁に設置された献花台に花を手向ける山野之義知事=21日午前
 石川県庁に設置された献花台に花を手向ける山野之義知事=21日午前

 災害関連死を含め21人が犠牲になった奥能登豪雨は21日、発生から2年となった。石川県内に献花台が設置され、住民は亡き人をしのんだ。2024年元日に発生した能登半島地震との「二重被災」の爪痕は今も残るが、復興へ歩みを進める遺族の姿もあった。

 輪島市役所に設けられた献花台には午前9時ごろ、輪島市の中山美紀さん=当時(31)=の父勇人さん(64)が訪れ、白い菊の花を手向けて手を合わせた。

 美紀さんは勤務先からの帰宅途中で犠牲になった。地震で全壊した家は再建することができたといい「娘も新しい家を気に入ってくれると思う」と復興の実感をかみしめた。「いないという寂しさはいまだに変わらない」とも口にした。

 山野之義知事は、県庁に設置された献花台を訪れた。記者団の取材に「現地の方たちの声を聞きながら、できるだけ寄り添う形で一日も早い復興に取り組んでいきたい」と述べた。

 輪島市内では21日、復旧関連の工事車両が通行する様子も見られた。