1本の木に、どのくらいの数の葉っぱが付いているんだろう-。そんな素朴な疑問を調べるイベントが、兵庫県神戸市北区の市立森林植物園であった。ひたすら枚数を数えるという地道な作業に、植物好きら27人が挑戦。葉の総面積から、光合成の量も導いた。
園の職員、宮内元子(ちかこ)さん(45)が、個人的に気になっていたことをイベントとして企画。県内だけでなく、東京や三重からも参加者が集まった。
調査対象は園内で撤去が検討されていた高さ7メートルほどのエノキ。職員がのこぎりで切断し、葉の付いた枝や幹を園の展示館一室に運び込み、12日午前11時すぎに調査を開始した。
枝から1枚ずつちぎり、一部は表面積を計算するために紙に貼り付けていく。午後1時半ごろに数え終わり、1万7361枚の葉が付いていたことが判明。総重量は、約5・8キロだった。
木全体の葉の表面積は、概算で約18平方メートル。エノキの葉が吸収する一般的な二酸化炭素(CO2)の量と掛け合わせ、この木が年間で約68キロの二酸化炭素を取り込んでいたと推測された。
「自分の身に付くのは、自分で手を動かして学んだこと。ちょっとした疑問をおろそかにしないでほしい」と宮内さん。福崎町立福崎小学校の5年生の児童(10)は「いろんな形の葉があった。1本の木に、これだけあることに驚いた」とほほ笑んだ。(池田大介)























