不登校の児童生徒たちの居場所をつくろうと、姫路市の坂本邦江さん(43)が立ち上げた「フリースクールのら」が、前身の活動も含め開設5年を迎えた。同市刀出の施設を拠点とし、現在は17人の子どもが通う。子どもの自主性を尊重し、あまり介入しない。子どもたちは日々の過ごし方や行事を話し合って決め、協力して食事作りにも取り組んでいる。こうした運営方針に至った背景には、坂本さん自身がわが子の不登校に向き合った経験がある。(船田翔太)
■わが子と向き合った体験を基に
8月中旬のある日。小学3年~中学1年の8人が、午前からスタッフとミーティングに臨んでいた。テーマは秋のイベント「芋煮会」の運営について。スタッフが「誰がリーダーやる?」と問いかけると、子どもたちは次々と手を挙げた。「俺が代表」「じゃあ僕が副代表」。役割が自然と決まっていった。























