人工知能(AI)のイメージ(ロイター=共同)
 人工知能(AI)のイメージ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】全米各地の州で人工知能(AI)開発の規制強化に向けた動きが党派を超えて広がっている。AIが制御不能に陥り人類の存亡に関わるリスクがあるとして、開発者が警鐘を鳴らしたことが背景にある。トランプ大統領が規制強化に否定的な姿勢を示す中、地方が政権に「反旗」を翻している。

 AI規制を巡っては、野党民主党が11月の中間選挙に向け、トランプ政権が懸念を解消する有効策を打ち出せていないとして攻勢を強化。与党共和党は方針が定まらず、ニュースサイトのポリティコは「政界は混乱に陥っている」と伝えた。

 西部カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は18日、AI企業に対する監視体制を大幅に強化するための行政命令に署名した。2028年の次期大統領選で民主党の有力候補の一人と目されるニューサム氏は「トランプ氏や連邦議会が指導力を発揮できない中、カリフォルニアは国民の安全を守る」と訴えた。

 デサンティス知事(共和党)率いる南部フロリダ州もAI規制に傾く。州司法長官は、AIを利用した犯罪行為に関し、企業への刑事責任追及を可能にする方針を表明した。