23日、国連総会一般討論で、写真を手に演説するイランのペゼシュキアン大統領=米ニューヨーク(AP=共同)
 23日、国連総会一般討論で、写真を手に演説するイランのペゼシュキアン大統領=米ニューヨーク(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】イランのペゼシュキアン大統領は23日、国連総会一般討論で演説した。2月末に米国とイスラエルがイランを先制攻撃し、中東情勢の混乱を招いたと非難。「われわれはテロの被害者だ」と訴えた。米国の圧力には「決して屈しない」としつつ、「武力の威嚇によらない対話と外交には応じる用意がある」と表明した。米国代表団は退席した。

 ペゼシュキアン氏は、イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡について「自由に利用して利益を得ながら、われわれを攻撃するために使わせるわけにはいかない」と述べた。米イスラエルの攻撃で前最高指導者のハメネイ師や罪のない子どもらが犠牲になったと主張した。

 核開発活動に関し、核兵器を開発する意図はないと強調し「平和的な原子力技術は発展に不可欠だ」と述べた。「核兵器はイスラエルにあるのに、(国際原子力機関の)査察官はイランに来る」とし「同じ基準を適用するべきだ」と主張した。