【ローマ共同】ウナギの国際取引規制の是非が議論される中、ローマの駐バチカン日本大使公邸で8日、各国の外交団に日本のウナギの調理法を紹介し、かば焼きを味わってもらうイベントが開かれた。阿部康次大使はニホンウナギには「絶滅の危険はない」とし、規制に反対する日本の立場を説明する外交の機会として活用した。
大使館は、イタリア北東部で開かれた「ウナギ祭り」に今月参加した北九州市の老舗ウナギ料理店「田舎庵」の4代目緒方仁さん(45)に調理や講師役を依頼。ウナギのさばき方の実演も行われた。かば焼きのほか、古代ローマで食べられていたとされる、ワインと魚醤、蜂蜜による味付けでも振る舞われた。
昨年12月、野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約の締約国会議で、ウナギ全種を規制するとした欧州連合(EU)などの提案が審議されたが不採択となった。
阿部大使はスピーチで「(ウナギは)栄養価が高い水産資源で日本の伝統文化でもある。保護と利用のバランスを取ることが重要だ」と訴えた。
























