国際通貨基金(IMF)の建物=2024年10月、ワシントン(ゲッティ=共同)
 国際通貨基金(IMF)の建物=2024年10月、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【バンコク共同】国際通貨基金(IMF)は13日公表の世界経済見通しで、2026年の世界全体の実質成長率を3・1%と見込み、7月時点から0・1ポイント上方修正した。人工知能(AI)関連の旺盛な投資が成長を支えるものの、AIブームの恩恵やエネルギー価格高騰の悪影響の大きさには国によって差があると分析し、世界経済の二極化に警鐘を鳴らした。

 IMFによると、世界全体の経済成長の95%は32カ国・地域によるもので、その一方、全体の半分近くの国・地域は予測が下方修正となった。中東など各地の紛争が長期化すれば、インフレ圧力が再燃すると指摘。AIによる生産性向上への期待が見直された場合は投資の減退を招く恐れがあるとも警告した。27年の成長率は前回見通しと同じ3・4%とした。

 日本の26年は、エネルギー価格高騰の影響を財政支援策が部分的に緩和するとし、0・1ポイント上方修正の0・7%を見込んだ。27年は0・7%に据え置いた。米国の26年は2・3%を維持し、27年は0・1ポイント引き上げて2・3%とした。