フィンランド南西部オルキルオト島で建設が進む原発の使用済み核燃料の最終処分場「オンカロ」の内部(ポシバ社提供・共同)
 フィンランド南西部オルキルオト島で建設が進む原発の使用済み核燃料の最終処分場「オンカロ」の内部(ポシバ社提供・共同)

 【ロンドン共同】フィンランド政府は22日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を処分するため同国で整備が進む最終処分場「オンカロ」に操業許可を出した。世界初の核のごみの最終処分場となる。地下約430メートルに10万年以上にわたり隔離する計画で、早ければ来年初めにも始動する可能性がある。

 オンカロを運営する事業者ポシバ社のイルッカ・ポイコライネン最高経営責任者(CEO)は声明で「社にとってもフィンランドにとっても、歴史に残る偉大な日だ」と決定を歓迎。ムルタラ環境・気候変動相は、原子力エネルギーの安全確保は「次世代に対して負う責務だ」とコメントした。

 オンカロでは使用済み核燃料を銅製と鋳鉄製の二重容器に入れ、粘土で覆って地下に埋設。核燃料の放射能が安全なレベルに下がるまで隔離する。政府の操業許可は2070年末まで。

 約19億年前に形成された岩盤が広がる南西部オルキルオト島にあり、大地震や火山噴火のリスクはほぼないとされる。