通天閣の前で取材に応じる通天閣観光の高井隆光社長=21日、大阪市
 通天閣の前で取材に応じる通天閣観光の高井隆光社長=21日、大阪市

 大阪・新世界の「通天閣」(大阪市浪速区、108メートル)が28日、再建後に開業して70周年を迎えた。近年はインバウンド(訪日客)も多く盛況が続く。大阪市を南北に貫く鉄道新線「なにわ筋線」の開業を控え、通天閣の知名度を生かした地域活性化に期待が高まる。

 初代通天閣は1912年に完成し、43年の火災で解体。現在の2代目は56年に開業した。運営会社「通天閣観光」によると、新型コロナウイルス禍の2020年度に約21万人に激減した年間入場者数は、近年130万人超と好調。展望台の他にスライダーなどのアトラクションが人気で訪日客でもにぎわう。

 24年、当時の南海電気鉄道(現NANKAI)が通天閣観光を子会社化した。31年にはJR大阪駅北側から難波駅と南海の新今宮駅を結ぶなにわ筋線が開業予定で、新今宮駅に近い通天閣のブランド力も活用した沿線開発が進められる。