自治体判断でクマへの発砲を可能とする「緊急銃猟」の実施が、昨年9月の制度開始から、全国で101件になったことが4日、環境省のまとめで分かった。環境省によると山形が最多の21件で、被害が多い東北での実施が全体の約半数だった。
実施が多かったのは山形に次いで、新潟16件、岩手、秋田、富山8件、宮城、福島5件。昨年度は東北や北陸での実施が中心だったが、本年度は7月に奈良で実施以降、近畿でも拡大。9月には東京都八王子市で、10月には広島市でも運用された。
環境省が10月1日までに行われた91件の事例を分析したところ、対象はツキノワグマ83件、ヒグマ3件、イノシシ5件。実施された場所は多くが「市街地」で72件、「農地」が8件、「河川付近」が6件などとなった。
市街地のうち屋外は59件、建物の敷地内を含む屋内が13件。捕獲に使用されたのはライフルや散弾銃が64件、麻酔銃は16件だった。屋内で実施するケースでは跳弾の恐れが少ない麻酔銃を使用するケースが多かった。























