ロシア極東アムール州のイワノフカにある「哀悼の碑」の前で、手を合わせる横山周導さん(中央)=2018年8月(共同)
 ロシア極東アムール州のイワノフカにある「哀悼の碑」の前で、手を合わせる横山周導さん(中央)=2018年8月(共同)

 悲しい歴史を決して忘れず、若い世代に平和の大切さを伝えたい-。旧ソ連のシベリア抑留と日本のシベリア出兵による日ロ両国の戦争犠牲者を悼み、慰霊の旅を35年余り続けた岐阜県揖斐川町の僧侶横山周導さんが8月、その信念を貫いて99歳の生涯を閉じた。