仏独の政治混乱を巡る構図
 仏独の政治混乱を巡る構図

 フランス国民議会が内閣不信任決議案を可決した。マクロン大統領に残された選択肢は少なく、袋小路に陥っている。来年1月に復権するトランプ次期米大統領への警戒が欧州で強まる中、11月にはドイツでも連立政権が崩壊。欧州の指導力が弱まり、先行きに暗雲が垂れ込める。