ノルウェーの国会議事堂前で、議員らに折り鶴を手渡す福島富子さん(手前右)=2024年12月9日、オスロ(共同)
 ノルウェーの国会議事堂前で、議員らに折り鶴を手渡す福島富子さん(手前右)=2024年12月9日、オスロ(共同)

 生後6カ月の時に長崎で被爆した福島富子(ふくしま・とみこ)さん(79)=神奈川県葉山町=は「和 Peace(ピース)」と刺しゅうされた帯を締め、着物姿で平和を訴えてきた。2024年12月に開かれた日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授賞式に合わせ、ノルウェー・オスロを訪問。被爆当時の記憶はないが、長崎市の「交流証言者」として他の被爆者の体験も伝えている。