カナダ西部カナナスキスで17日閉幕した先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、中東やウクライナの情勢を話し合った一方、気候変動対策やジェンダー平等、性的少数者の権利擁護は議題から排除された。トランプ米大統領の参加を促そうと議長国カナダが配慮したためで、G7が共有してきた価値観を打ち出す外交の後退が目立った。
カナダ西部カナナスキスで17日閉幕した先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、中東やウクライナの情勢を話し合った一方、気候変動対策やジェンダー平等、性的少数者の権利擁護は議題から排除された。トランプ米大統領の参加を促そうと議長国カナダが配慮したためで、G7が共有してきた価値観を打ち出す外交の後退が目立った。