国立大病院の経常損益の推移
 国立大病院の経常損益の推移

 地域の高度医療を担う国立大病院が経営危機に陥っている。2024年度の決算で、経常損益の赤字総額は285億円。国立大の法人化以降、最大となった。医薬品、医療機器などの物価高騰や人件費増加が影響しており、病院関係者は「このままでは病院がつぶれかねず、地域医療の崩壊を招く」と懸念する。