インタビューに答えるローレンス・ウィルカーソン元米国務長官首席補佐官(共同)
 インタビューに答えるローレンス・ウィルカーソン元米国務長官首席補佐官(共同)

 2003年のイラク戦争の舞台裏を知るローレンス・ウィルカーソン元米国務長官首席補佐官(80)は開戦の大義に掲げた大量破壊兵器の保有情報について、当初から「動かぬ証拠はなかった」と振り返った。戦争を推進したネオコン(新保守主義)の影響下、根拠が不十分な主張を押し通したことは、米国の情報活動で「最悪の失敗の一つだ」と指摘した。(ワシントン共同=新冨哲男)