今年は「普通選挙100年」の節目とされる。衆議院議員選挙法の改正で、それまで納税額に応じて制限されていた選挙権が25歳以上の男性全てに認められた1925(大正14)年から数えてのことだ。普通選挙とは財産や身分の制限なく一定の年齢に達した国民の誰もが選挙に参加できる制度を指す。だが100年前、「普通」に女性は含まれていなかった。「男子普通選挙100年」が正しい。