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西日本豪雨

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 西日本高速道路は、西日本豪雨で各地の路線に被害が相次いだことを受け、兵庫県内を含む中国自動車道や山陽自動車道などの計30区間について、これまでよりも少ない雨量で通行止めを実施するよう基準を改めた。通行止めとなる連続雨量の数値を引き下げたほか、同数値以下でも1時間当たりの降雨量との組み合わせで通行止めに踏み切る。

 同社によると、西日本豪雨で通行止めになったのは全路線の約65%、37路線で、計約2300キロに及ぶ。応急対策をほぼ終えたが、現在も福岡、広島県内の計約20キロで通行止めが続く。

 16路線の49カ所でのり面が崩壊するなどの被害があり、兵庫県内では、中国道吉川インターチェンジ(IC)-ひょうご東条IC間西行きでのり面の表層が崩れ、走行車両が乗り上げてパンクした。けが人はいなかった。

 毎年のように豪雨による被害が出ていることから、同社は高速利用中に土砂崩れなどに巻き込まれるのを防ごうと、雨量規制の厳格化を決めた。規制雨量も初めて公表。西日本豪雨で被害のあった場所を勘案し、対象地域を絞り込んだ。

 兵庫県内では、中国道の神戸三田IC-吉川IC間、中国道の吉川IC-滝野社IC間、山陽道の神戸北IC-三木小野IC間、山陽道の三木ジャンクション(JCT)-神戸西IC間、舞鶴若狭自動車道の吉川JCT-三田西ICの5区間で規制が強化される。

 うち吉川IC-滝野社IC間は、これまで連続雨量220ミリで通行止めとしていたが、今後は170ミリで規制する。連続雨量が110ミリに達し、かつ時間雨量20ミリを観測した場合でも通行止めにする。

 同社は「二次災害を防ぐための措置」として利用者の理解を求めるとともに、台風シーズンの本格化を控え「大雨が予想される場合は不要不急の外出を控えて」と呼び掛けている。台風12号に伴う雨での通行止め規制はなかったという。

 通行規制や大雨情報の詳細はインターネット上の「アイハイウェイ」で確認できる。(竹本拓也)

2018/7/30
 

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