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西日本豪雨

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大雨で川が氾濫し、床上浸水の被害に遭った民家=7日午後2時2分、宍粟市一宮町河原田(撮影・谷川直生)
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大雨で川が氾濫し、床上浸水の被害に遭った民家=7日午後2時2分、宍粟市一宮町河原田(撮影・谷川直生)

 兵庫県内では播磨や但馬、丹波地域を中心に7日も大雨が降り、土砂崩れや建物の浸水被害が拡大した。神戸新聞の取材では土砂崩れが少なくとも290カ所、床上・床下浸水は計300棟に上り、県内初の大雨特別警報が15市町に発令された。宍粟市では山が崩れて民家が土砂に押しつぶされ、男性1人が行方不明。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、井戸敏三県知事は特別警報が出た市町に災害救助法の適用を決めた。

 宍粟市一宮町では、7日朝までの24時間雨量が7月の観測史上最多となる236ミリを観測。同日未明に山崩れが発生した同町公文の小原集落で民家が土砂に押しつぶされ、1人暮らしの男性(63)の安否が確認できていない。また、同市波賀町谷地区でも同日未明、裏山の谷が崩れて民家が押し流されたが、住人の男性(65)ら3人は避難し無事だった。

 県内41市町に被害状況を取材した結果、大雨による県内の死者は1人、行方不明者は1人で、重軽傷者は9人。家屋の床上浸水は丹波や西脇市などで22棟。床下浸水278棟のうち、半数近くの135棟を丹波市が占めた。家屋の損壊は、全壊1棟▽半壊3棟▽一部損壊11棟-だった。

 県によると、7日午後4時時点で、避難指示は10市町が5万2176世帯13万1158人に発令。養父、朝来、丹波市は市内全域が対象となった。避難勧告は28市町で34万9950世帯85万175人に及んだ。避難所への避難者は24市町で2791人。神戸地方気象台は7日午後6時すぎに大雨特別警報を解除した。

2018/7/7
 

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