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西日本豪雨

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避難所となった小部東小の体育館で過ごす住民たち=7日午前、神戸市北区鈴蘭台北町7
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避難所となった小部東小の体育館で過ごす住民たち=7日午前、神戸市北区鈴蘭台北町7
流失した土砂で埋まった道路=7日午前8時45分、神戸市灘区篠原台(撮影・中西大二)
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流失した土砂で埋まった道路=7日午前8時45分、神戸市灘区篠原台(撮影・中西大二)

 神戸市内でも土砂崩れや家屋の一部損壊、浸水被害などが相次ぎ、避難所で一夜を過ごした住民は不安そうな様子を見せた。

 6日夜に土砂崩れが起きた同市灘区篠原台地区。大量の雨を含んだ土石流で、住宅街の生活道路が膝元近くまで埋まった。降り続く雨の影響で復旧のめどは立っていない。

 近くの神戸大に避難した男性(77)は「30年以上住んでいるが、こんなことは初めて」。妻(74)も「着の身着のままなので一度、家に帰りたいが、雨がやまないと土砂をどけられない」と困惑し、「2、3日はこちらで過ごすしかないかな」と諦めたようにつぶやいた。

 神戸市内では7日朝時点で、42カ所の避難所に計205世帯418人が身を寄せた。同市北区山田町小部南山では住宅街近くの崖が崩れ、最大約70人が小部東小学校へ避難した。

 介護が必要な男性(84)も同校で夜を明かしたが、ショートステイが利用できる介護福祉施設が見つかった。「医療介護が必要だったのでよかった」と妻(81)。「屋根を打ち付ける雨の音が大きくて眠れなかった。何日か続けば体にこたえたと思う」と胸をなで下ろした。

 一方、電車の運休などによりホテルに宿泊し、朝から家路を急ぐ人の姿も。勤務先の大阪から加古川市の自宅に戻れなくなった男性会社員(22)は神戸市兵庫区のカプセルホテルで1泊した。「雨で帰れないなんて初めての経験」と少し疲れた様子だった。(若林幹夫、篠原拓真、那谷享平)

2018/7/7
 

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