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西日本豪雨

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大雨の影響で起きた土砂崩れの現場を確認する消防隊員=5日午後、神戸市中央区中尾町(撮影・後藤亮平)
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大雨の影響で起きた土砂崩れの現場を確認する消防隊員=5日午後、神戸市中央区中尾町(撮影・後藤亮平)
大雨の中、三田市では民家の蔵が倒壊した=5日午後、三田市東本庄
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大雨の中、三田市では民家の蔵が倒壊した=5日午後、三田市東本庄

 神戸市消防局などによると、5日午前10時35分ごろ、神戸市中央区中尾町の2階建てアパートの管理会社から「土砂崩れがあり、階段がふさがれた」と中央消防署に通報があった。近くの石垣が崩れ、アパートの階段や踊り場に石やがれきがなだれ込んだ。住民男性2人が2階部分に取り残され、消防隊がはしごを使って救助したという。

 神戸市は同日午前11時半、現場付近の11世帯17人に避難指示を出した。近くに住む地方公務員の男性(59)は「家族から(土砂崩れの)連絡があり、飛んで帰ってきた。自分の家に被害が及ばないか心配だ」と話す。その後、妻子が先に避難している雲中小学校へと急いだ。

 近くの女性(53)は「自宅は鉄筋のマンションなので大丈夫だとは思うけれども、しばらく雨が続くらしいので、早めに避難した方がよさそう」。土砂崩れの現場を見に来たほかの住民たちも「雨がこれ以上降ったらやばいよね」などと不安げに言葉を交わしていた。

 避難所が開設された雲中小学校には午後2時半時点で9世帯21人が避難した。住民たちはスマートフォンやテレビで大雨の情報を確認したり、親戚の家やホテルなど身を寄せる場所を探したりして過ごしていた。

 1歳の娘と避難した地方公務員(33)は「避難指示が出る直前に警察官が『土砂崩れがあった。避難して』と回ってきた。幼い子どもがいるので何かあったらどうしようと思い、避難した。夜になると子どもがぐずるかもしれない。早く家に帰りたい」と話した。

 三田市東本庄では、民家の敷地にある2階建ての蔵が倒壊した。大雨の影響で土壁などが水分を含み、重みを増して倒れた可能性があるという。民家に住む女性は「けが人が出なくてよかった」と話した。

2018/7/5
 

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