神明あかふじ米第37回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会・但馬ブロック大会(但馬少年野球連盟、神戸新聞社など主催)の決勝戦が15日、豊岡市下鶴井の玄武洞スポーツ公園であった。同市勢対決は、出石ジュニアベースボールクラブが5-0で八条ラプターズを下し、2連覇を果たした。両チームは8月2日に神戸市などで開幕する本大会へ進む。
両チーム無得点で迎えた五回表、出石の天野結人選手が出塁すると、続く4番の川中道志選手が本塁打を放ち2点を先制。六回までに3点を追加し、八条を突き放した。川中選手は投手としても活躍し、六回無失点に抑えた。
川中選手は「先制して勢いに乗れた。投球は緊張したが、打たせて取れた」と笑顔。牧井俊輔主将は「ずっと2連覇を目標にしてきたのでうれしい。本戦でも出石の強さを見せつけたい」と意気込んだ。
八条は2001年以来、24年ぶりの決勝。四球などで出塁し果敢に攻めたが、本塁には届かなかった。河原諒星主将は「大きな声で盛り上げ、選手の雰囲気はよかったが優勝できず悔しい。本戦では優勝を目指したい」と前を向いた。(吉田みなみ)
▽決勝
出石ジュニアベースボールクラブ
000032│5
000000│0
八条ラプターズ
(出)川中-天野(八)増田、稲葉-河原▽本塁打 川中(出)▽三塁打 天野(出)▽二塁打 植田(出)