神明あかふじ米・第37回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)の摂丹ブロック大会が21日、丹波篠山市の城東グラウンドと今田グラウンドで開幕した。三田市と丹波地域2市の予選を勝ち抜くなどした12チームが出場し、初日の21日には1、2回戦の8試合があった。優勝、準優勝の2チームは、8月2日からG7スタジアム神戸(神戸市須磨区)などで開かれる本大会に出場する。(山本 晃、伊藤颯真、尾仲由莉)
2回戦は4試合があり、西紀・今田合同チーム(丹波篠山)は7-0でFTスターズ(三田)に快勝。ウッディボーイズウエスト(三田)は青垣レンジャーズ(丹波)に7-6で逆転勝ちを収めた。
春日WEST(丹波)は篠山少年野球団(丹波篠山)に1-0で完封勝ちし、柏原スターズ(丹波)はウッディボーイズイースト(三田)に3-2で競り勝った。
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準決勝と決勝の結果は24日の紙面で紹介します。
▼ウッディウエスト延長制す 5点差はね返し逆転
○…ウッディボーイズウエストが序盤の劣勢をはね返し、逆転勝ちを収めた。
チームの主将かつ主軸を務めてきた吉田晃次朗捕手(6年)が体調不良で急きょ出場できず、「司令塔不在」(宗田深也監督)で挑んだ。自慢の守備のほころびもあり一時5点を先行されたが、先発した林功汰投手(6年)は「ここで負けたくなかった」。4点を追う六回に林投手、那須清太郎選手(5年)の適時打などで一挙4点を挙げて同点に。特別延長に持ち込み、最後は池田翔大郎選手(5年)が「真ん中の球だけ狙った」と左方向へ適時打を放ち勝負を決めた。
昨年は準決勝敗退。劇的勝利にも林投手は「今年こそ本大会へ」と表情を引き締めていた。(山本 晃)
▼ウッディイースト2回戦敗退 あと1点及ばず惜敗
○…昨年、1回戦敗退だったウッディボーイズイーストは、初戦をコールド勝ちで突破したが、2回戦の接戦をものにできなかった。
一回裏に先制点を取られたが、「絶対に逆転する気持ちでマウンドに立っていた」という河北康佑選手(6年)が二回表に本塁打を放ち同点。
三回まで1点差をつけられては同点に追いつき-を繰り返したが、四回裏、相手に3点目を重ねられ、その後は走者を返すことができなかった。
雨森彩斗主将(6年)は「序盤のチャンスでしっかり点を取っておきたかった」と悔しさをにじませたが、「最終回で勝つつもりで、皆全力で声を出していたのが良かった」と仲間をたたえた。(尾仲由莉)
▽1回戦
FTスターズ(三田)
200102│5
000000│0
三輪少年野球クラブ(丹波)
(F)岸、北里-杉浦(三)加藤、井上-荻野▽本塁打 岸2、杉浦、矢次(以上F)▽三塁打 岸(F)
青垣レンジャーズ(丹波)
2023│7
0000│0
篠山東野球少年団(丹波篠山)
(4回コールド)
(青)廣瀬-足立寛(篠)山内、馬場-大西
春日WEST(丹波)
0000004│4
0000000│0
八景エンジェルス(三田)
(7回からタイブレーク)
(春)婦木、河津-芦田(八)大谷、北本-原田▽本塁打 中嶋(春)▽三塁打 駒谷(春)
ウッディボーイズイースト(三田)
2033│8
0000│0
味間少年野球団(丹波篠山)
(4回コールド)
(ウ)雨森-田中(味)中山、安松-土田貴▽本塁打 雨森(ウ)▽二塁打 西尾(ウ)
▽2回戦
FTスターズ(三田)
00000│0
30031│7
西紀・今田合同チーム(丹波篠山)
(5回コールド)
(F)杉浦、北里-北里、岸(西)井尻、堀井-岡澤、清水▽本塁打 畠中(西)▽二塁打 矢次(F)
青垣レンジャーズ(丹波)
0032100│6
0001141│7
ウッディボーイズウエスト(三田)
(7回からタイブレーク)
(青)足立寛、廣瀬、山本、足立桃-足立桃、足立寛(ウ)林、内田-池田▽本塁打 三好(ウ)▽二塁打 足立桃(青)
春日WEST(丹波)
000100│1
000000│0
篠山少年野球団(丹波篠山)
(春)駒谷-芦田(篠)小畠、畑、小畠-小西、小畠、小西
ウッディボーイズイースト(三田)
011000│2
11010×│3
柏原スターズ(丹波)
(ウ)戸川、雨森-田中(柏)高橋、細見、高橋-大西▽本塁打 河北(ウ)細見(柏)▽二塁打 田中(ウ)