この欄に何度か登場してくれている友人の明子さんから「友達が料理屋さんをしているので行ってみない？」というお誘い。行こう行こうと、ＪＲ甲子園口駅南の「食卓エンネ」という店へ。京都、大阪の和食店で勤務経験があるという明るく元気な女性が、和を基本にした創作料理をコース仕立てで出してくれた。
トウモロコシの冷製スープ、ハモの落とし、ズイキのゴマ酢あえ…。シンプルだけれど、仕事の丁寧さが伝わる。
中でも気になったのが和風ピクルスに添えられた薄緑色のペースト状の食べ物。「？」という顔を彼女に向けると、「枝豆のフムスです」。フムスと言えば、普通はひよこ豆で、北アフリカなど地中海沿岸で広く食べられているが、ここは和食ということで。
ゆでた枝豆を薄皮までとってフードカッターにかけるのだが、「欠かせないのがニンニク」、そして「少量のだし」だそう。「さんしょうなどで和のスパイスを入れても味が締まります」
枝豆のお供はビール…？ いや、これにはワインがおすすめ。（か）
