刑事局長室にて。重要事件の現場や国会に行くことが多く、部屋にいたり内部の会議に出たりすることはあまりなかった
刑事局長室にて。重要事件の現場や国会に行くことが多く、部屋にいたり内部の会議に出たりすることはあまりなかった

 2007年頃になると、政府を挙げての犯罪抑止策が効果を上げ始め、刑法犯認知件数は持続的に減少した。刑事局も、IT化の進展に伴い電磁的な痕跡の追跡可能性、つまりトレーサビリティーの充実に力を入れ、検挙の面で犯罪抑止策を支えようとした。