ヤマモトマサアキ・画
ヤマモトマサアキ・画

  第二章 似た者同士(三十九)

「されば、そこにありまする--」と、右手のやまひだを指し示した「杣道をつづら折りに登ったところに、格好のがんくつがありました。せんえつではござりまするが、そこにう早くお隠れ遊ばされますよう」