神戸市長選で4選を果たし、職員にあいさつする久元喜造氏=27日午前9時2分、神戸市役所(撮影・丸山桃奈)
神戸市長選で4選を果たし、職員にあいさつする久元喜造氏=27日午前9時2分、神戸市役所(撮影・丸山桃奈)

 神戸市長選から一夜明けた27日午前、久元喜造氏(71)が4選を決めてから初登庁した。幹部職員約70人に拍手で迎えられ、「神戸の未来のために、神戸がグローバル社会の中で名誉ある地位を占めることができるように、一緒に仕事をさせていただきたい」と呼びかけた。

 久元氏は同日朝、ラジオ関西の生番組に出演。「市民の皆さんから神戸市政に信任をいただいたことを大変ありがたいと思っている。身が引き締まる思い」と話した。

 その後、同市中央区の東遊園地で、阪神・淡路大震災の犠牲者らを悼む「慰霊と復興のモニュメント」に献花。午前9時に市役所1号館に入った。

 職員から花束を受け取った久元氏は「市役所には震災からの復興、コロナとの闘いなど、危機や困難を乗り越えた経験がある。それらを大切にしながら、楽しく前を向いた仕事をしていきましょう」と述べた。

 午後からは市会の議員総会であいさつし、記者会見や各社のインタビューを受ける。(斉藤正志)

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