生後間もない息子を抱くのんぴさんと、まだふっくらとした体つきで、優しい表情が印象的な夫/のんぴさん(@sakeyakuzaneko)提供
生後間もない息子を抱くのんぴさんと、まだふっくらとした体つきで、優しい表情が印象的な夫/のんぴさん(@sakeyakuzaneko)提供

息子が生後の5カ月間でプラス5kgとすくすく成長する一方、28歳の夫は同じ期間でマイナス12kgの大幅減量に成功--そんな対照的な変化を収めた写真が、X(旧Twitter)で大きな話題を呼んでいます。

ビフォー写真には、生後間もない息子を抱く、ややふっくらした夫の姿。アフター写真では、生後5カ月・見るからに大きくなった息子を、絞り込まれた筋肉質の腕で軽々と抱き上げる夫の姿が並びます。この見事な対比に1300件以上の「いいね」が寄せられ、「父すごいね!?」「かっこいいですね ダイエット頑張ろうと思えました」「12キロ痩せたらこんなに顔が小さくなるのかとモチベになる」といったコメントが寄せられています。

「普段から写真をよく撮っているので、特別なきっかけはなかったんです。でも見返していたら、息子も夫も変化がすごくて…これは並べてみようと思いました」と語るのは、投稿主の「のんぴ」さん(@sakeyakuzaneko)。

息子の誕生で生活は一変。会話の大半が息子の話題になり、「夫とは以前にも増して仲良くなりました」と笑顔を見せます。

実は夫は、息子誕生前から「今年はボディビル大会に挑戦する」と決めていました。

大学まで体育会テニス部で活躍し、社会人になっても週1~2回の自宅筋トレを継続。転機は、自宅近くに24時間ジムがオープンしたこと。夫婦で入会すると、ほぼ毎日通うようになり、次第に体は大きく変化していきました。

当初は冗談半分で「コンテストに出たくて!」と答えていた夫も、仲間や出会いに後押しされ、出場を本気で決意。減量に踏み切ったのが5カ月前、ちょうど今回のビフォー写真が撮影された頃でした。

育児と減量の両立には、夫婦で編み出した独自のスケジュールが欠かせません。

「息子が第一優先」は大前提。夜の寝かしつけから深夜の授乳・おむつ替えは夫が担当し、朝4時にのんぴさんと交代。そのまま夫はジムへ直行し、その後出社します。

「息子の世話をするのは当たり前。そのうえでどうやって時間を作るかを話し合った結果、この形になりました」(のんぴさん)

週末は離乳食の作り置きもこなし、寝かしつけの腕前はのんぴさん以上だとか。

夫の努力はのんぴさんにも影響を与え、パーソナルトレーニングで産前体重に復帰。現在はピラティスで体型維持に励み、「筋肉に少し詳しくなりました」と笑います。

ママ友からは「夫のビフォーアフターがダイエットの励みになる」との声も。5カ月間で-12kgを達成した夫は、その後も減量を続け、最終的には大会に向けてマイナス19kgを達成したといいます。

息子の成長と夫の減量、正反対の変化が同じ5カ月間で進んだ今回のエピソード。

支え合いながらそれぞれの目標に挑む家族の姿は、見る人に元気とやる気を与えてくれます。